「空家等対策の推進に関する特別措置法」が2023年12月に施行され、空き家を放置するリスクが以前にも増して高まっています。空き家を放置すると、所有者にとって経済的な負担となるだけでなく、地域社会の安全性が低下したり、景観が悪化したりするなど、さまざまな問題を引き起こします。そのため、空き家はできる限り早く売却することが推奨されます。そんな空き家の売却方法は、状態や立地、売却の目的に応じてさまざまな方法があります。

空き家を売る!代表的な4つの売却方法とは?

空き家を売却するには、主に4つの方法があります。

  1. 空き家をそのままの状態で売却する
  2. 空き家を解体・更地にして売却する
  3. 空き家を「買取」で売却する
  4. 空き家バンクを活用する

1. そのままの状態で売却する

空き家を現状のまま売却する方法です。

修繕やリフォームに費用をかけたくない場合や早めに売却したい場合に適しています。

メリットデメリット

・追加の費用をかけずに売却が可能。

・買取業者や個人に幅広く売却できる。
・建物の状態が悪い場合、買い手がつきにくくなる。

・市場価値が低くなり、売却価格が下がる可能性がある。

2. リフォームや修繕を行って売却する

空き家をリフォームや修繕した後に売却する方法です。

物件の価値を最大限に引き出したい場合や予算と時間に余裕がある場合に適しています。

メリットデメリット

・建物の価値が向上し、高い価格での売却が期待できる。

・買い手にとって魅力的な物件としてアピールできる。
・リフォームや修繕にかかる費用と時間が必要。

・費用を回収できないリスクがある。

3. 解体して土地として売却する

空き家を解体して更地にし、土地として売却する方法です。

建物の状態が非常に悪く、リフォームが非現実的な場合や土地の価値が高い場合に適しています。

一般的な家の解体費用は、木造が3~5万円/坪、鉄骨造が5~7万円/坪、RC(鉄筋コンクリート)造が6~8万円/坪が目安となります。

メリットデメリット

・解体費用を考慮しても、土地の価値を最大限に引き出せる場合がある。

・新築を検討している購入者にとって魅力的な物件になる。

・解体費用が発生し、その費用が売却価格に影響する可能性がある。

・解体手続きに時間がかかることがある。

4. 空き家バンクや自治体を通じて売却する

空き家バンクや自治体のサポートを活用して売却する方法です。

地域に貢献したい場合や一般的な売却方法で買い手が見つかりにくい場合に適しています。

メリットデメリット

・地域活性化の一環として、自治体が買い手を見つけやすくなる。

・一部の自治体では補助金や支援策が利用できる。

・一般的な売却に比べて手続きや条件が複雑になる場合がある。

・買い手が地域限定で見つかりにくいことがある。

5. まとめ

空き家の売却方法は、物件の状態や自分の目的に応じてさまざまな方法があります。

売却後の手続きや税金についても考慮し、専門家のアドバイスを受けながら進めると、スムーズな売却が可能になります。

昌英ハウジングでは、空き家管理や有効活用に関する知識や経験が豊富な空き家のスペシャリスト「空き家相談士」が在籍しています。
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