空き家の台風・大雨リスクとは?|屋根・外壁の危険と確認しておきたいポイント

10月に入り、厳しかった夏の暑さも落ち着き、過ごしやすい季節になってきました。
暑さが厳しい時期にはなかなかできなかった、庭の手入れや家の周りの整理、建物の点検などを行うには、ちょうどよい時期です。
特に、長期間誰も住んでいない空き家を所有している方は、この機会に一度、建物や敷地の状態を確認してみてはいかがでしょうか。
空き家は、人が住んでいる住宅に比べて日常的な管理が行われにくく、屋根や外壁、雨樋、庭木などの劣化にも気付きにくいものです。
台風や大雨によって、こうした劣化している部分に影響が出る可能性があります。
2026年8月には、千葉県を中心に記録的な大雨が発生しました。
今回は、この大雨をきっかけに、空き家の台風・大雨リスク、所有者が確認しておきたいポイント、そして空き家の今後について考えていきます。
2026年8月の千葉豪雨から考える「空き家の備え」
2026年8月13日から14日にかけて、千葉県を中心に記録的な大雨が発生しました。
気象庁は、この一連の大雨を「令和8年8月千葉豪雨」と命名しています。
千葉県では記録的な降水量となった地点があり、浸水や土砂災害などの被害も発生しました。
こうした大雨や台風による災害は、普段から人が住んでいる住宅だけでなく、長期間人が住んでいない空き家にも注意が必要です。
空き家の場合、被害が発生してもすぐに気付けないことがあります。
例えば、台風の後に屋根が一部破損していたとしても、所有者が遠方に住んでいれば、すぐに確認することはできません。
そのため、空き家は「災害が起きる前の管理」が重要になります。
空き家はなぜ台風・大雨に注意が必要なの?
空き家そのものが台風に弱いというわけではありません。
問題となるのは、建物の劣化や管理不足に気付きにくいことです。
人が住んでいる家なら、
- 雨漏り
- 窓の不具合
- 屋根の異常
- 外壁のひび割れ
- 庭木の成長
など、日常生活の中で変化に気付くことができます。
しかし、空き家では何か月も、場合によっては何年も人が訪れないことがあります。
その間に少しずつ劣化が進み、台風や大雨をきっかけに問題が表面化することがあります。
だからこそ、空き家を所有している場合は、定期的な点検と管理が大切です。
空き家で注意したい5つの台風・大雨リスク
1.屋根・瓦の破損
台風による強風で注意したい場所のひとつが屋根です。
瓦や屋根材にズレ、ひび割れ、浮きなどがある場合、強風によって破損する可能性があります。
また、屋根が破損すると雨水が建物内部に入り込み、雨漏りの原因になることもあります。
築年数が経過している空き家や、長期間点検していない空き家は、一度屋根の状態を確認しておくと安心です。
※屋根の上など危険な場所は、ご自身で確認せず専門業者に依頼しましょう。
2.雨漏りによる建物の劣化
台風や大雨の後に注意したいのが雨漏りです。
屋根や外壁などの小さな隙間から雨水が入り込んでも、すぐに室内で水漏れが確認できるとは限りません。
空き家の場合、雨漏りに気付くのが遅れ、建物内部の劣化につながる可能性があります。
特に長期間空き家になっている場合は、台風や大雨の後に一度状態を確認することが大切です。
3.外壁・窓・雨樋の破損
台風による強風や大雨では、屋根以外にも注意が必要です。
例えば、
- 外壁のひび割れや剥がれ
- 窓ガラスや雨戸の破損
- 雨樋の外れ
- シャッターの破損
- フェンスの破損
などです。
こうした部分の劣化を放置すると、次の台風や大雨の際に被害が大きくなる可能性があります。
4.庭木・雑草・敷地内の管理
空き家では、建物だけでなく敷地の管理も重要です。
長期間手入れされていない庭では、庭木や枝が大きく成長していることがあります。
強風によって枝が折れたり、木が倒れたりする可能性もあるため、台風シーズンには注意が必要です。
また、
- 植木鉢
- 自転車
- 物置
- 看板
- その他の屋外用品
など、強風で飛ばされる可能性があるものがないか確認しておきましょう。
5.浸水・土砂災害のリスク
台風や大雨では、建物だけでなく土地そのものの災害リスクにも注意が必要です。
特に、
- 河川の近く
- 低い土地
- 水が集まりやすい場所
- 土砂災害警戒区域
などにある空き家は、ハザードマップなどを確認しておくことをおすすめします。
空き家を所有しているなら、「建物がどうなっているか」だけではなく、「その土地にどんな災害リスクがあるのか」も把握しておきましょう。
空き家の台風対策|確認したいチェックリスト
10月は暑さも落ち着き、空き家の状態を確認しやすい時期です。
次の項目をチェックしてみましょう。
建物
□ 屋根や瓦にズレ・破損がない
□ 外壁に大きなひび割れ・剥がれがない
□ 雨樋が外れていない
□ 窓や雨戸に破損がない
□ 雨漏りの跡がない
□ 建物に以前と違う変化がない
敷地
□ 庭木が大きくなりすぎていない
□ 枝が道路や隣家にはみ出していない
□ 飛ばされそうな物が置かれていない
□ フェンスや物置が劣化していない
□ 雑草が生い茂っていない
災害への備え
□ ハザードマップを確認している
□ 浸水や土砂災害のリスクを把握している
□ 災害後に建物を確認する方法を決めている
「最近、空き家を見に行っていない」という方は、この機会に一度確認してみましょう。
空き家を放置しないために大切なこと
空き家の管理で大切なのは、問題が大きくなる前に状態を把握することです。
「まだ使うかもしれない」
「いつか売ろうと思っている」
「親から相続したけれど、どうするか決めていない」
という理由で、そのままになっている空き家もあるでしょう。
しかし、時間が経てば建物も少しずつ劣化していきます。
今すぐ売却や解体を決める必要はありません。
まずは、
「現在の空き家がどんな状態なのか」
「今後どうするのが自分に合っているのか」を知ることから始めてみましょう。
空き家の売却・活用・解体という選択肢
空き家の今後には、いくつかの選択肢があります。
空き家を売却する
今後住む予定がない場合は、売却を検討できます。「古い家だから売れない」と思っていても、土地としての価値がある場合があります。
まずは不動産会社に査定を依頼し、現在の価値を知ることが第一歩です。
空き家を活用する
立地や建物の状態によっては、リフォーム・リノベーションを行い、住宅や賃貸物件などとして活用できる場合があります。
空き家を解体する
建物の老朽化が進んでいる場合は、解体して土地として売却・活用する方法もあります。ただし、解体費用やその後の土地利用についても考える必要があります。
空き家を管理する
すぐに売却や解体を決められない場合は、定期的な換気、清掃、草刈り、建物の点検などを行いながら維持する方法もあります。
遠方の空き家、管理できていますか?
空き家を相続した方からは、
「自分は遠方に住んでいる」
「仕事が忙しくて見に行けない」
「高齢になって管理するのが難しい」
というご相談もあります。
特に、台風や大雨の後は、「家は大丈夫だろうか?」と心配になるものです。
しかし、遠方に住んでいる場合、すぐに現地を確認することは簡単ではありません。
そのような場合は、空き家を今後どうするのかを早めに考えておくことも大切です。
10月の過ごしやすい時期に、空き家のこれからを考えませんか?
夏の暑さが落ち着き、過ごしやすくなった10月。
空き家の状態を確認したり、庭を整理したり、家族で今後について話し合ったりするには、よいタイミングです。
2026年8月の千葉豪雨のような大雨や、毎年発生する台風をきっかけに、「所有している空き家は大丈夫かな?」と一度考えてみてはいかがでしょうか。
そして、
「このまま管理を続けるのか」
「売却するのか」
「活用するのか」
「解体するのか」
空き家のこれからについて、少しずつ整理しておくことをおすすめします。
空き家について「どうしたらいい?」と思ったら昌英ハウジングへ

空き家の問題は、所有者様によって状況が異なります。
相続したばかりの方、長年空き家になっている方、遠方に住んでいる方、売却するか迷っている方など、お悩みはさまざまです。
昌英ハウジングでは、空き家相談士が在籍しており、お客様一人ひとりの状況に合わせて最適なご提案をいたします。
「まだ売ると決めていない」
「解体したほうがいいのか分からない」
「古い家でも売却できるのか知りたい」
「空き家を今後どうすればいいのか相談したい」
そんな段階でも構いません。
建物や土地の状態、所有者様のご希望などを踏まえ、売却・活用・解体・管理など、今後の選択肢を一緒に考えます。
空き家について気になることがございましたら、昌英ハウジングまでお気軽にご相談ください。
売却だけでなく、管理・活用・相続なども含めて、中立的な立場でアドバイスいたしますので、まだ売却を決めていない方も安心してご相談いただけます。
「まずは話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎です。
空き家でお困りの方は、お気軽に無料相談・無料査定をご利用ください。


